約 443,904 件
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/11.html
必修の基本的事項 1 医の倫理,患者の人権 約4% A 医の倫理 B 患者の権利と義務 C 患者医師関係 2 社会と医療 約2% A 医療制度,医療経済 B 患者・障害者のもつ心理・社会的問題 C 保健・医療・福祉・介護・教育の制度と連携 D 先端医療技術の社会との調和 E 臨床試験・治験と倫理性 3 診療情報と諸証明書 約2% A 診療録,医療記録 B 診療に関する諸記録 C 診断書,検案書,証明書 4 医療の質と安全の確保 約4% A 医療の質の確保 B 医療事故の防止 C 院内感染対策 D 医療裁判 E 医薬品・医療機器の副作用・不具合 F 血液・血液製剤の安全性 5 人体の構造と機能 約3% A 胎児期,周産期 B 新生児期 C 小児期 D 思春期,青年期 E 壮年期 F 更年期 G 老年期 6 医療面接 約6% A 面接のマナー B 医療面接の意義 C 話の進め方 D 面接者の態度 E 感情面への対応 F 病歴 G 患者・家族の考え方・希望 H 治療への動機付け 7 主要症候 約15% A 主要症候のとらえ方 主要症候のとらえ方2 B 周産期の異常を示す症状 C 小児特有の全身症状 8 一般的な身体診察 約13% A 診察のあり方 B 診察の基本手技 C 診察時の患者の体位 D 全身の診察 E 頭頚部の診察 F 胸部の診察 G 腹部の診察 H 肛門と直腸の診察 I 生殖器の診察 J 筋骨格系の診察 K 神経系の診察 L 四肢の診察 9 検査の基本 約5% A 意義と目標(検査の基本) B 種類と特性(検査の基本) C 検査の倫理と安全 D 検体の採取 E 検体の保存 F 一般臨床検査 G 血液学検査 H 生化学検査 I 免疫学検査 J 微生物学検査 K 機能検査 L 画像検査 M 病理検査 N 結果の解釈 10 臨床判断の基本 約4% A 根拠に基づいた医療〈EBM〉 B 臨床疫学的指標 C 誤差と精度 D 基準値 E 有効性と効率性 F 医療情報 11 初期救急 約9% A 救急患者の診察 B 基本的な救急処置 C 症状・疾病別の初期対応 症状・疾病別の初期対応2 D 災害医療 12 主要疾患・外傷・症候群 約10% A 基本的疾患・症候群 基本的疾患・症候群2 基本的疾患・症候群3 13 治療の基礎と基本手技 約8% A 意義と目標(治療の基礎と基本手技) B 種類と特性(治療の基礎と基本手技) C 治療計画 D 治療の場 E 生活指導 F 日常生活動作〈ADL〉 G 介護 H 在宅医療 I 機器・器材と安全な取扱法 J 消毒・滅菌 K 注射 L 静脈路確保 M 輸液,輸血 N 浸潤麻酔 O 穿刺,切開,ドレナージ P 創傷・褥瘡の処置・治療 Q 瘻孔・ストーマの管理 R 気道確保 S 胃管挿入 T 浣腸 U 導尿 V 薬物療法 14 死と終末期ケア 約2% A 死 B 緩和ケア C 終末期ケア 15 チーム医療 約2% A 医療機関でのチームワーク B 地域医療でのチームワーク C チームワークの形成 D コンサルテーション E 社会生活 16 生活習慣とリスク 約5% A 基本概念 B 栄養,食生活 C 身体活動,運動 D 休養・心の健康 E 喫煙 F 飲酒 G 生涯設計 17 心理・社会的側面についての配慮 約4% A 患者・障害者の心理・社会的側面 B 家族機能 C 行動変容 18 一般教養的事項 約2% A 医学史 B 医学・医療に関する人文,社会科学,自然科学,芸術などに関連する一般教養的知識や考え方 C 診療に必要な一般的医学英語 このページを編集
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/101.html
C 検査の倫理と安全 小項目 患者・検体の確認,検査の倫理規定,説明,告知 99C12 2人の患者に血球検査,血液凝固検査および血清生化学検査のための採血を行うことになった。試験管,名札(IDシール)およびトレーの準備の写真を別に示す。 適切なのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ × a × b × c × d ○ e 正解 e 99C26 50歳の男性。職場の定期健康診断の胸部エックス線写真で右下肺野に結節陰影が初めて認められた。自覚症状はない。25歳ころから1日30本の喫煙歴がある。尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 426万,Hb 13.8g/dl,Ht 40%,白血球 6800,血小板 24万。血清生化学所見:空腹時血糖 103 mg/dl,総蛋白 7.2g/dl,アルブミン 3.4g/dl,尿素窒素 12mg/dl,クレアチニン 0.9mg/dl,尿酸 5.6 mg/dl,総コレステロール 208mg/dl,トリグリセライド 106mg/dl,AST 20単位,ALT 18単位,LDH 330単位(基準 176~353),γーGTP 48単位(基準 8~50)。心電図に異常を認めない。 医師の対応として最も適切なのはどれか。 a 来年まで経過を観察するよう伝える。 b すぐに禁煙するよう指導する。 c 結果を説明し精密検査が必要であることを伝える。 d 詳しくは説明せず専門病院へ紹介する。 e がんの可能性が高いと家族に伝える。 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 肺癌疑いの患者への対応
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/84.html
E 感情面への対応 小項目 共感,支持,反映,肯定,尊重,支援,探索 101D5 85歳の女性。胃癌の末期であと数か月の予後と本人にも告知されている。疼痛等に対する症状コントロールは十分に行われているが,今朝の回診時に主治医に対して「先生,もう早く死なせてほしい」と訴えかけた。 応答として適切なのはどれか。 a 「今日,明日には死なないので大丈夫ですよ」 b 「どんなお気持ちか詳しく教えてもらえますか」 c 「医師が安楽死を手伝うことは禁じられています」 d 「小説でも読んで気分転換されてはいかがでしょうか」 e 「そんなふうに考えないでがんばって長生きしてください」 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100D3 入院中の患者と担当医の会話を以下に示す。 医師①「おはようございます。具合はいかがですか」 患者「先生。あまり調子がよくないみたいです。体がだるくて」 医師②「そうですか,体がだるいのですね」 患者「あまり食欲もなくて,だんだん体が弱っているようです」 医師③「食欲がなく,体が弱っていくのが心配なのですね」 患者「ええ,このままでは体がだめになってしまうのではないかと思ったりして……」 医師④「気持ちが落ち込んでいるようですね」 患者「ええ,ひどく不安で,夜もよく眠れないんです」 医師⑤「病は気からともいうでしよう。そんな弱気では,治るものも治りませんよ。頑張らなくては」 医師の発言で適切でないのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ ○ a ○ b ○ c ○ d × e 禁忌 正解 e
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/39.html
C 診断書,検案書,証明書 小項目 診断書,出生証明書,死産証書,死胎検案書,死亡診断書,死体検案書 102C17 28歳の女性,保健師,助産師,看護師および夫の立ち会いのもと,妊娠39週6日に3200gの児を娩出した。医師は立ち会っていない。 出生証明書の作成で正しいのはどれか。 a 後日,医師が行う。 b 保健師が行う。 c 助産師が行う。 d 看護師が行う。 e 夫が行う。 × a × b ○ c × d × e 正解 c 102F3 死体検案書について正しいのはどれか。 a 死因統計の資料となる。 b 歯科医師も交付できる。 c 直接死因は警察官が決定する。 d 検案日と検案書発行日は同一である。 e 検案をした医師以外の医師も交付できる。 ○ a × b × c × d × e 正解 a 101C4 死体検案で正しいのはどれか。 a 監察医が専任で行う。 b 異状死体が対象となる。 c 解剖を行う行為を含む。 d 遺族の承諾が必要である。 e 検察後は警察への届出義務がある。 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100E7 死亡診断書で正しいのはどれか。 a 歯科医師は発行できない。 b 交付は医療法で定められている。 c 自殺は不慮の外因死に分類される。 d 自ら診察した患者についてのみ交付できる。 e 医師本人が署名した場合でも押印が不可欠である。 × a × b × c ○ d × e 正解 d
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/168.html
A 患者・障害者の心理・社会的側面 小項目 患者の心理・信念,病気・障害に対する態度,心理教育(psychoeducation),社会参加,社会復帰 102C14 病気の予後についての医師の説明に対して,患者があいまいな説明と感じた。 最もよくみられる患者の反応はどれか。 a 不隠 b 失神 c 不安 d 逃避 e めまい × a × b ○ c × d × e 正解 c 102C25 65歳の女性。自宅で測った血圧が高いことを主訴に来院した。毎年の健康診査を欠かさず,自宅での血圧測定も常に正常であったが,昨日の朝は144/72mmHgであった。収縮期血圧が140mmHgを超えることは初めてで,心配になり受診した。脈拍 64/分,整。血圧 128/70mmHg。心音に異常を認めない。腹部血管雑音は認めない。下肢に浮腫はない。尿蛋白は認めない。心電図に異常はない。胸部エックス線写真は正常である。 対応として最も適切なのはどれか。 a 塩分制限 b 降圧薬の開始 c 二次性高血圧の除外 d 高血圧に対する不安の受容 e 高血圧合併症についての網羅的な説明 × a × b × c ○ d × e 正解 d 100E44 治療意欲を向上させるのに最も有効なのはどれか。 a 待ち時間を短くする。 b 診療時間を長くする。 c 言葉遣いを丁寧にする。 d 治療目標を明確にする。 e 医師の興味のある情報を提供する。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 99B47 がんの告知を受けた患者の反応としてみられないのはどれか。 a 不安 b せん妄 c 抑うつ d 食思不振 e 睡眠障害 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 99C30 53歳の男性。健康診断で耐糖能異常を指摘され,内科外来を受診した。糖尿病に対する知識と簡単な食事指導とを受けた。身長 176cm,体重 88kg。2回目の受診時の医療面接でのやり取りを示す。 医師「この1か月、いかがでしたか」 患者「あまり変わったことはないです」 医師「食事や体重,身の回りのことで,小さな変化でもありませんか」 患者「毎日暑くてね」 医師「そうですね,残暑がきびしいですね」 患者①「そうです。私は水を飲んでも太る体質ですし,この時期はちょっと」 医師「じゃあ,体重にも変化はないですか」 患者②「標準体重よりは大分重いですが,困ったことはないです」 医師「なにか工夫をされているのですか」 患者③「ないですね,食事を減らすと元気が出ないでしょう」 医師「そうですか。食事について考えることはありますか」 患者④「年齢や糖尿病ということからは,好みより量やカロリーが大切なんですかね」 医師「食事量は多いのですか」 患者⑤「そんなに多くはないですよ」 この患者の会話①~⑤で治療への関心が生まれつつあると考えられるのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ × a × b × c ○ d × e 正解 d
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/59.html
B 患者の権利と義務係 小項目 患者の権利と義務,自己決定権,インフォームドコンセント,セカンドオピニオン,情報開示,個人情報の保護 102C16 36歳の初産婦。前置胎盤と診断され帝王切開の分娩のため妊娠37週で入院した。インフォームドコンセントを得る際に,宗教上の理由から血液製剤の使用を拒否した。手術は,児の娩出までは順調に進行したが,子宮収縮が不良で出血量2500mlを超えた。輸液を施行しているが脈拍132/分,整,血圧80/40mmHgであり,このままでは生命に危険が及ぶと判断した。意識は清明。 対応として適切なのはどれか。 a 血小板を投与する。 b 新鮮凍結血漿を投与する。 c 夫に通告して輸血を施行する。 d 生命の危険があることを本人に伝える。 e 本人に分からないように輸血を施行する。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 102F1 医療機関に対する患者の権利でないのはどれか。 a 治療法を選択する。 b 診療録の記載内容を知る。 c セカンドオピニオンを得る。 d 診療報酬明細書の内容を知る。 e 疾病に伴う逸失利益の補償を得る。 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 102H20 インフォームドコンセントで正しいのはどれか。 a 医師法で定められている。 b 同意は無条件で撤回できる。 c 時間をかけて説得が行われる。 d 本人と家族の同意が必須である治療法の予後の説明は割愛できる。。 e × a ○ b × c × d × e 正解 b 101C5 患者の権利でないのはどれか。 a 自分の病状について家族に知らせないよう医師に求める権利 b 医師が示した見解に対して他の医師の意見を求める権利 c 診療録中の記載の誤りを医師に訂正するよう求める権利 d 医学的に妥当でない治療でも医師から受ける権利 e 真実を知ることを放棄する権利 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 101C6 成人患者が手術の当日に「手術は死んでもいやです」と担当看護師に訴えている旨の報告を受けた。既に,手術について説明し同意は得られている。 担当医の対応として適切なのはどれか。 a 予定通り手術を行う。 b 手術以外の治療法を考える。 c ほかの病院への転院を勧める。 d 患者の説得を家族に依頼する。 e 患者から直接話を聴いてから判断する。 × a × b × c × d ○ e 正解 e 101C46 成人患者の自己決定権を尊重する理由はどれか。 a 医師法の応召義務のため b 医事訴訟での責任回避のため c 患者の説得には時間がかかるため d ヘルシンキ宣言に規定があるため e 患者の価値判断を最優先するため × a × b × c × d ○ e 正解 e 100E1 現代医療倫理の基本原則はどれか。 a 患者に医療情報を与えない。 b 家族の決定を最優先させる。 c 患者の自己決定権を尊重する。 d 医師の決定に従うよう求める。 e 患者の同意は必ずしも必要でない。 × a × b ○ c × d × e 正解 c 100E2 インフォームドコンセントについて誤っているのはどれか。 a 患者の権利である。 b 医師の義務である。 c 免責文書を作成する。 d 予後についても説明する。 e 患者に理解できる言葉で行う。 ○ a ○ b × c ○ d ○ e 正解 c 100E3 待機的手術の輸血に際して適切でないのはどれか。 a 輸血の副作用について説明する。 b 輸血後に同意書に署名をもらう。 c 改善が見込まれる症状について説明する。 d 血液製剤の種類と量とについて説明する。 e 輸血しない場合の危険性について説明する。 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 99B1 インフォームドコンセントとして適切でないのはどれか。 a 治療処置の目的を説明する。 b 治療処置の選択肢を説明する。 c 治療処置のリスクを説明する。 d 病院の免責文書に署名をもらう。 e 納得のうえ同意文書に署名をもらう。 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 99B46 成人患者の自己決定権を尊重する根拠はどれか。 a 医師法の応招義務のため b 医事訴訟での責任回避のため c 患者の説得には時間がかかるため d ヘルシンキ宣言に規定があるため e 患者の価値判断を最優先するため × a × b × c × d ○ e 正解 e 99C2 28歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。兄も歩行障害があり,脊髄小脳変性症と診断されている。自分の症状がよく似ており,その病気ではないかと心配している。診察で,小脳性運動失調が認められ,遺伝性小脳変性症と診断された。 医師の対応として適切なのはどれか。 a 遺伝子診断を受けるように強く勧める。 b 疾患について患者が理解するまでよく説明する。 c 職場の上司に診断名を知らせる。 d 看護師やソーシャルワーカーの支援を求めない。 e 同意を得ずに家系調査を行う。 × a ○ b × c 禁忌 × d × e 禁忌 正解 b 99C3 28歳の男性。長期海外出張から帰国した後に全身倦怠感が出現したため,産業医の勧めで来院した。検査を行ったが異常はなく,心身症と診断した。患者はその後無断欠勤を続けており,会社から診断書を発行して欲しいとの連絡を電話で受けた。 まず行う対応で適切なのはどれか。 a 本人の同意を得て欲しいと伝える。 b 家族の同意を得て欲しいと伝える。 c 診断書を作成し本人に郵送する。 d 診断書を作成し産業医に郵送する。 e 診断書を作成し会社に郵送する。 ○ a × b × c × d × e 禁忌 正解 a
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/85.html
F 病歴 小項目 主訴,現病歴,既往歴,家族歴,患者背景(生活・社会歴),システムレビュー(review of systems) 101C10 一般外来における初診患者に対し,本人の確認を行った後の医師の発言として適切なのはどれか。 a 「これまで大きな病気にかかったことがありますか」 b 「家族に大きな病気にかかった方がおられますか」 c 「今日はどんなことでおいでになりましたか」 d 「現在の症状を手短に述べていただけますか」 e 「どこか痛いところがありますか」 × a × b ○ c × d × e 正解 c 101D6 65歳の女性。発熱と全身倦怠感とを主訴に来院した。3週前からしばしば38℃台の発熱を繰り返していた。1週前に来院し診察といくつかの検査とを行ったが,診断が確定しないため入院した。喫煙10本/日を40年間。常用薬はない。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。 医療面接においてさらに行うのはどれか。 a 輸血歴の聴取 b 飲酒歴の聴取 c 閉経時期の聴取 d 禁煙意欲の確認 e システムレビュー × a × b × c × d ○ e 正解 e 101D31,101D32 次の文を読み,31,32の問いに答えよ。 35歳の女性。動悸を主訴に来院した。医療面接の一部を以下に示す。 医師「それでは,2か月前から胸がどきどきするようになったのですね。最初のうちは仕事が忙しいせいかなと思っていたけれど,どきどきする感じは徐々に強くなっているということですね。またこの動悸はベッドに入ってからのほうが強く感じるとおっしゃいましたね。食欲はあるのに,体重は2か月で2kg減ってしまったということでよろしいですか」 患者「そうです。歩いているときより寝室に行ってからの方が強いのです」 医師「2か月前までにも,同じようなことはありましたか」 患者「ありません。高校1年の時に体育館の集会で,呼吸が速くなって,手がしびれ,息が苦しくなって救急車で運ばれたことがあります」 医師「お仕事を伺ってもよろしいですか」 患者「営業の仕事です」 医師「この2か月の間,どこか医療機関に行ってみましたか」 患者「これまでは気のせいかなと思って,ほったらかしでした」 31 下線部を記載するのは診療録のどの項目か。 a 現病歴 b 既往歴 c 生活歴 d システムレビュー e 解釈モデル × a ○ b × c × d × e 正解 b 32 医療面接に続いて,①脈拍測定,②結膜の観察,③リンパ節の触診,④甲状腺の触診,⑤頚動脈の触診の順に行った身体診察の写真を別に示す。 手技として適切でないのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/152.html
C 終末期ケア 小項目 終末期患者とのコミュニケーション,家族のケア,対症療法(水分・栄養管理),植物状態,尊厳死,リビングウィル,DNR(do not resuscitate),安楽死,延命治療の中止の決定,小児の特殊性 102F16 48歳の男性。突然の意識障害のため搬入された。瞳孔は両側とも散大し,対光反射が消失していた。頭部単純CTでくも膜下出血と診断し,人工呼吸器による治療を続けたが,来院3日後に臨床的脳死状態と判定した。患者の家族と担当医との会話を以下に示す。 医師 ①「説明をお聞きになりたい家族の皆様はそろっていますか」 家族 「親戚は全員集まっています」 医師 ②「これまで最善と考えられる治療を行ってきました」 家族 「ありがとうございます」 医師 ③「残念ですが,今後,治療によって意識が戻る可能性はありません」 家族 「運命なので仕方ありません」 医師 ④「患者さんは意識が回復しないようなら安楽死を望んでいましたか」 家族 「よく分かりませんが,はっきりとは言っていませんでした」 医師 ⑤「患者さんは臓器提供意思表示カードをお持ちだったでしょうか」 家族 「運転免許証に貼ってあったように思いますので探してみます」 医師の発言で適切でないのはどれか。 a ① b ② c ③ d ④ e ⑤ ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 100E4 末期患者への対応として適切なのはどれか。 a 延命を優先させる。 b スキンシップは避ける。 c これ以上何もできないと明言する。 d 治療方針の決定に患者の参加を求める。 e 病気から逃げる患者には真実に向き合わせる。 × a × b × c ○ d × e 正解 d 100D23 82歳の女性。直腸癌で入院したが,肝,肺および骨への転移があり,病名を知った本人の強い希望で退院した。在宅で療養し,自宅で最期を迎えることを希望している。86歳の夫との二人暮らしである。夫は妻の病名を知っており,強い不安を感じている。夫は妻のそばにいたいと考えているが、妻の死を受け入れることができていない。疼痛に対して医師の往診で塩酸モルヒネ徐放錠の服薬指導を受けているほか,訪問看護サービスと医師に紹介されたボランティアの訪問とを受けている。患者は2週前からはほぼ寝たきりでトイレヘも行けず,少量の流動食をとるだけである。数日前から衰弱が激しく,呼吸困難が出現し,意識も混濁してきた。 在宅医療を担当する医師の対応として適切なのはどれか。 a 再入院の説得 b 抗癌化学療法の開始 c 気管挿管 d 安楽死の助言 e 夫への精神的ケア × a × b × c × d 禁忌 ○ e 正解 e 診断 多発性転移を伴う直腸癌
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/194.html
A 医事 小項目 医師法,医療法,刑法(秘密漏示の禁止,堕胎の禁止,虚偽私文書作成の禁止),死産の届出に関する法律,死体解剖保存法,臓器の移植に関する法律,医学及び歯学の教育のための献体に関する法律 101B11 医師について刑法に規定されているのはどれか。 a 守秘義務 b 無診察治療の禁止 c 処方せん交付の義務 d 異状死体の届出義務 e 診療録の記載および保存義務 ○ a × b × c × d × e 正解 a 100G6 正しい組合せはどれか。 a 守秘義務――――――医療法 b 診療録の保存――――医師法 c 死亡診断書の交付――死体解剖保存法 d 療養方法の指導―――健康増進法 e 処方せんの交付―――薬剤師法 × a ○ b × c × d × e 正解 b 99D13 医師法に記載されていないのはどれか。 a 診療所開設の届出 b 異状死体の届出 c 処方箋の交付 d 診断書の交付 e 診療録の記載 × a ○ b ○ c ○ d ○ e 正解 a
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/440.html
K めまい 101H23 48歳の女性。朝からめまいがするので,日頃かかりつけている診療所の医師に電話で相談した。 電話を受けた診療所の医師が,直ちに救急病院受診を指示する根拠となる症状はどれか。2つ選べ。 a 頭を動かすとめまいが悪化する。 b 耳がつまった感じがする。 c つばを飲み込みにくい。 d 天井がぐるぐる回る。 e しゃべりにくい。 × a × b ○ c × d ○ e 正解 ce 診断 (椎骨脳底動脈系の)脳血管障害の疑い 100G74 末梢性眩暈の発作時に出現しないのはどれか。 a 眼振 b 嘔気 c 回転感 d 歩行障害 e 眼前暗黒感 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 100G75 強い回転性めまいを反復するのはどれか。 a Meniere病 b 前庭神経炎 c 中毒性平衡障害 d 聴神経腫瘍 e 基底核出血 ○ a × b × c × d × e 正解 a 99D75 めまい発作に耳鳴を伴うのはどれか。 a 前庭神経炎 b Meniere病 c 良性発作性頭位眩暈症 d Wallenberg症候群 e Parkinson病 × a ○ b × c × d × e 正解 b